第94回東京エリアDebian勉強会

最終更新日時:2012-11-18 01:16

初版公開日時:2012-11-18 01:16


天気があいにくの雨でしたが、東京Debian勉強会に行ってきました。

始まりはいつものクイズ、事前課題へと進みます。 事前課題は「Debian で今いまいちサポートされていない機能、いけてない実装について語ってください。」でした。これで1時間が過ぎるのはいろいろ尽きないネタがあるようです。そのなかにはstableには一部かなり古いパッケージがあってー、など。まあ、皆さん、自力で直してください、ってことなんでしょうね。

その後は、小ネタでbluetooth tethering。 debianのGnome環境ではこんなに簡単にbluetooth tetheringができるんですね。私がモバイルしているVAIO Pはbluetoothはついていないのであまり知らない状況でした。新しいスマホを買ったらVAIO TZで動作確認してみましょうか。

次はlinux pref。 実行バイナリのプロファイルを取得するツールのようです。oprofileというやつが昔にあって、ソースコードが後継なのかは知りませんが、機能的に後継に当たる、そうな感じでした。私自身、プロファイルを考えてまでプログラムをしたことはないので、勉強になりました。CPUのパフォーマンスカウンタの話はあまり知らないことなので性能を考えたプログラミングをするには少し考えてみないといけなさそうに感じました。できる人はすごいなぁ。

最後はsystemd。 「もちろん、使ってますよね?」から始まる・・・。すみません、使ってないです。 SysVinitのようなinitソフトですがイベントベースで動くようでSysVinitより起動が若干早いとのことです。起動処理やデーモン起動の処理などの機能をもっており、CentOSでいうところのservice start xxxみたいな感じでデーモンを起動できるようです。(Debian 6.0っでは/etc/init.d/xxx starttとかする) デーモンの依存関係を定義しておくとそれを解釈して動作することで起動が高速化するし、設定がないならSysVinit互換の動作をするハイブリッドな機能をもっているようです。ただ、D-busを使っているようでインストールに必要なパッケージサイズが大きいのが難点のようです。起動時間が重要な組み込みこそ使えそうな気もしますが、大きいROMが必要になるのは少し残念です。

その後は宴会。各自近況の話をしつつ、情報交換です。みなさん苦労してますね。「みんな、アドベントカレンダー書いてね、もちろん書くよね?」というお話もありました。去年は書かなかったです、すみませんすみません。さて何書こうかなぁ。冬コミも原稿薄くて困っているので書くか?とかの話もでました。

そんなこんななDebian勉強会でした。


auther: dictoss

地元の北海道から流れて大阪へ行き、現在は東京でお仕事中。 仕事ではCentOS、家ではDebianとFreeBSDを使い何かしようと画策中。

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